生命・人間・教育 14

豊かな生命観を育む教育の創造

生命・人間・教育
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教育システムの創造のために

著者 松永 幸子 編著
三浦 正雄 編著
ジャンル 教育学
シリーズ 明石書店 > 埼玉学園大学研究叢書
出版年月日 2016/11/22
ISBN 9784750344379
判型・ページ数 A5・216ページ
定価 本体3,000円+税
会員社名 明石書店

目次

序章――パラダイム変換と人間観・生命観・教育観の変遷[松永幸子・三浦正雄]


第Ⅰ部 理念・思想に関わる理論

第1章 生を養う――「自己(Self)」の誕生と「生命(Life)」の変遷[松永幸子]
 はじめに
 第1節 イギリスの自殺・生命論争における「生命(Life)」と「自己(Self)」
 第2節「生を養う術(art)」――養生論の原像にみる生(life)
 おわりに

第2章 「思想としての精神世界」の変遷とその生命観・人間観の文学への影響概観[三浦正雄]
 序 「思想としての精神世界」
 第1節 「ニューエイジ」思想から「ニューサイエンス」「精神世界」「スピリチュアリティ」への展開概観
 第2節 「ニューエイジ」思想の興隆
 第3節 「ニューサイエンス」の日本への輸入と展開
 第4節 「ニューエイジ」から「精神世界」「スピリチュアリティ」へ
 第5節 「思想としての精神世界」に対する日本の学術での評価史
 第6節 「思想としての精神世界」
 第7節 海外の精神世界系の文学及び文化の紹介者
 第8節 現代文学と「思想としての精神世界」
 むすび

第3章 持続可能な開発のための教育(ESD)にむけた多文化保育・教育の必要性[堀田正央]
 はじめに
 第1節 キー・コンピテンシー(Key competencies)と「生きる力」
 第2節 持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development: ESD)
 第3節 持続可能な開発目標(The new Sustainable Development Goals: SDGs)
 第4節  キー・コンピテンシー養成における多文化保育・教育の位置づけと有用性
 第5節 持続可能な開発にむけた教育における多文化教育・保育の課題
 第6節 多文化保育・教育の課題と今後の可能性

第4章 リスク・センスを働かせた「生きる力」を育む[渡邊光雄]
 第1節 学校教育の理念――人権保障及び福祉
 第2節 「国」の「教育権能」に支えられた人権保障及び福祉としての教育と学校教育における「体罰」禁止規定
 第3節 「星の王子さま」のものごとの捉え方と「トップダウン情報処理」による「生きる力」
 第4節 「危機的状況」の下でも「心のなかの世界」を通して「細部のリアリティー」の事象を捉えることのできる「生きる力」の育成


第Ⅱ部 制度・実践・設計に関わる理論

第5章 乳幼児研究と愛着理論及び愛着理論に基づいた臨床研究[金谷有子]
 第1節 コミュニケーションの基本構造としての母子相互作用と発達
 第2節 情動のコミュニケーションの発達研究とその理論
 第3節 愛着の理論と愛着の発達研究
 第4節 愛着研究と臨床

第6章 在宅医療を受ける子どもの発達支援――国連遊びに参加する子どもの権利に基づいて[山本智子]
 第1節 端緒
 第2節 先行研究の検討および本稿の目的と方法
 第3節 結果および考察
 第4節 結論

第7章 校庭の巨樹を用いた環境教育が児童・卒業生・教員の意識に及ぼす影響[長友大幸]
 第1節 巨樹と人間との係わりの歴史
 第2節 巨樹を用いた環境教育の必要性
 第3節 小学校校庭の巨樹を用いた環境教育
 第4節 卒業後の意識や行動に影響を与える在学中の巨樹との係わり
 第5節 環境教育実践経験に係わる教員の意識


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